阪急タイガースから考える（その３）

昨日　渦中の村上世彰氏が逮捕される。
週末　検察が任意の事情聴取した段階で　ほぼ逮捕は免れない雰囲気があった。
ライブドア事件から一連の逮捕劇は、従来の日本の経済成長を支えた“勤勉・節度”への反動と見る。このまま堀江・村上氏が逮捕を免れても所詮　錬金術師の域を超えられず、戦後の“偉大”とされる松下幸之助・本田宗一郎・稲盛和夫氏という“経営の神”の域に達したかといえば、早晩高転びする行く末が待っていたと思う。ただ賛否があろうが　資本主義社会というのは堀江・村上氏といった時代の寵児を産む土壌があることだけは思い知るべきである。
難しいことはさておき　これで阪急HDの阪神株買取はスムーズになることは間違いない。待てよ村上ファンドがマネーバトルのリングを降りた今　なにも経営統合する必要は本当にあるのか？という当初の疑問に逆戻りする。

【村上代表を逮捕　事前に株取得情報～毎日新聞】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060605-00000052-mai-soci