０６年シーズンを総括（ファーム編）
阪神と大きくチーム事情が大きく違うのは、阪神１軍がほぼ通年固定したメンバーで戦っているので潜在能力の高い選手が２軍に滞留している結果であるが、サーパスの場合 １軍で戦力が固定できないため1軍⇔２軍を行ったり来たりの連続の選手が続出していることにある。
中村采配は１軍昇格・２軍降格については比較的公平であったと思う。仰木前監督のように塩谷選手を頑なに１軍昇格しなかったような目立った偏見はなかった。そういった意味では少ないながら平等にチャンスを与えられモノに出来なかった選手は来季奮起して欲しい。
野手では特に首脳陣から期待の高かった迎・坂口・嶋村選手 打席が少ないが、１割を切る成績では抗弁は出来まい。（迎選手は丁度１割ですが）
１軍定着に手を掛けたのは牧田選手である。一時 ここは！というシーンで活躍し、流れを変える選手になるのでは期待したが、やはり失速した感を否めない。そういった点を考えれば野手で来季大いに期待できるのはルーキー森山選手。俊足を売りに入団したが線が細いので打撃に不安があったが、打率を落とすことなくシーズンを終わる。ハワイウインターリーグに参加しているので一皮剥けて帰ってきてほしい。大型ルーキー岡田選手の育成方法に関しては球団を挙げて終始一貫していたのが評価出来る。成績に関係なくファーム全試合スタメンで起用し続け、ファームでの成績は打率245 4HRと振るわなかったが、観戦していても大器の片鱗は充分うかがえ伸びシロは大きいとみた。来季はシーズンの半分は１軍で過ごせるよう文句ないファームでの実績を積んでほしい。
投手は今年のルーキーは来季期待できる。中山・岸田投手は通年１軍ローテションを狙ってほしいし、充分その射程範囲にある。だた大卒→社会人を経験し２４歳ルーキーなので、ぼんやりしていると気が付くと３０歳の大台に・・・ということなるので、ここ１～２年が正念場になることを念頭に入れてほしい。同じ２４歳ルーキーで０４年入団 歌藤投手 ファームでは格の違いを何度も見せ続けたが、１軍に呼ばれること少なかった。個人的に好きな選手なので頑張ってほしい。
《ファーム選手の１軍での成績／投手／防御率順》
山口和男 1試合 0勝 0敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数0回2/3 0安打 2三振 防御率0.00
岸田護 6試合 0勝 1敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数13回1/3 11安打 10三振 防御率2.70
高木康成 21試合 0勝 1敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数19回2/3 23安打 19三振 防御率3.20
阿部健太 5試合 0勝 0敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数6回1/3 6安打 4三振 防御率4.26
歌藤達夫 13試合 0勝 0敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数5回2/3 5安打 2三振 防御率4.76
松村豊司 8試合 1勝 0敗 0引分 0セーブ 勝率1.000 投球回数8回2/3 9安打 6三振 防御率5.19
吉川勝成 15試合 0勝 0敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数11回2/3 14安打 7三振 防御率5.40
香月良太 6試合 0勝 1敗 0引分 0セーブ 勝率000 投球回数5回2/3 5安打 3三振 防御率12.71
《ファーム選手の１軍での成績／野手／打率順》
森山周 35試合 55打席 45打数 9得点 16安打 0本塁打 1打点 2盗塁 打率356
下山真二 42試合 88打席 78打数 9得点 22安打 4本塁打 9打点 0盗塁 打率282
牧田勝吾 22試合 34打席 33打数 2得点 8安打 0本塁打 4打点 0盗塁 打率242
鈴木郁洋 15試合 14打席 13打数 2得点 3安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率231
早川大輔 21試合 55打席 46打数 10得点 9安打 1本塁打 3打点 5盗塁 打率196
岡田貴弘 3試合 6打席 6打数 0得点 1安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率167
由田慎太郎 12試合 15打席 13打数 1得点 2安打 0本塁打 1打点 1盗塁 打率154
前田大輔 5試合 9打席 9打数 0得点 1安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率111
迎祐一郎 28試合 32打席 30打数 2得点 3安打 1本塁打 2打点 0盗塁 打率100
坂口智隆 28試合 26打席 22打数 3得点 2安打 1本塁打 2打点 3盗塁 打率091
嶋村一輝 14試合 16打席 15打数 0得点 1安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率067
田中彰 9試合 5打席 5打数 0得点 0安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率000
写真は８月６日 中日戦でのブランボー選手
