We Love Braves & Mini (1st G)

阪急ブレーブスとミニを愛する管理人が綴るブログ

大事にしてもらうんだよ

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先週の月曜日は広島日帰り出張でした。
今回は新幹線です 営業車の日帰り出張はキツイもんね┐('~`;)┌

路面電車で広島港(宇品)まで行きます。
全国で要らなくなった路面電車は第二の人生を広島で送ります。

ぼくの昔 乗っていた京都市電も広島で今も現役です。
京都らしい“舞妓”なんて名前をつけてもらって

昔 少年は嵯峨から京大熊野寮のそばの水泳学校までバスと市電を乗り継いで通っていました。
雨の日も雪の日も
ある日 少年はその水泳学校でバス・電車代が入った財布をなくしたことに気が付きます。
でも 少年は財布をなくしたことを両親に怒られると思い10km離れた道を歩いて帰ることを試みます。
歩くこと4時間以上 ひたすら少年は我が家を目指します。
家に着いたのは午後11時
既に少年の親は心配で警察に“捜査願い”を出していました。
少年の姿を見た両親は号泣し言葉にならない嗚咽とともに少年は抱きしめられました。
そう その少年はぼくで1973年のことでした。

その5年後 1978年京都から市電は姿を消しました。

きっと財布をなくしたことを怒られると思い家路を急ぐぼくの横をこの電車が走っていたかもしれません。
そう思ってこの緑色とクリーム色にオレンジのストライプの入った“でんでん虫”のような京都市電を見るとやはり特別な感情が湧いてくるのです。